「もうもらえないの？」それ言ったらダメなやつじゃね？

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お取り寄せ
テイカー
まるで悲恋

お取り寄せ

この時期
柑橘のお取り寄せを
するのが楽しみ♡

北海道では
取れないからね
(みかんの北限は近年
新潟県佐渡島らしい)

美味しさを
普及すべく
友達にお裾分けするんだけど
ここ5〜6年
ある一人には
あえて声をかけなくなった

テイカー

思い返してみると
その彼女は
お取り寄せ系お裾分けを
とりわけ喜ぶタイプ
とっても喜んでくれるし
その後
ちょっとしたお返しを
してくれたりもする

じゃ、なぜ渡さなくなったのか
………
彼女が
ろんとの関係性より
「物」を重要視してると
わかったから
つまり
「彼女はテイカー」

人の考え方や行動を
理解する枠組みとして
アダムくん^※が提唱した
考え方が
テイカー・マッチャー・ギバー

※アダム・グラントは、アメリカの組織心理学者です

それぞれ
どんなものかというと
_φ(･_･ｴｰﾄ

テイカー（Taker）
- 特徴
  自己中心的
  他人からできるだけ
  多くの利益を得ようとする
  他人からの助けを
  当然と受け止め
  感謝の意を示さないことが多い
  他人を利用することに
  迷いが少なく
  自分の成功最優先思考を持つ
- 関係性
  テイカーとの関係は
  一方通行になりやすい
  他人が自分に
  何かを提供することを
  無自覚に常に期待しており
  信頼を失ったり
  孤立を深めることがある
マッチャー（Matcher）
- 特徴
  ギバーとテイカーの中間
  バランスを重視する
  「ギブ・アンド・テイク」の原則に従い
  何かをしてもらった場合
  必ずお返しをしようとする
- 関係性
  マッチャーとの関係は
  比較的安定していて
  互いに公平な取引を重視する
  ただ
  損得を気にし過ぎて
  利己的に見られることもある
ギバー（Giver）
- 特徴
  他人のために無償で助けを提供し
  他者の幸福や成功を喜ぶ
  自分の時間やリソースを
  惜しみなく提供し
  見返りを求めないことが多い
- 関係性
  ギバーとの関係は
  相手に対する信頼と感謝が生まれやすい
  ギバーは他者を支えることで
  満足感を得るため
  長期的に良好な人間関係を築ける
  ただし、与え過ぎて
  疲弊することがある

社内の人間関係を
イメージすると
「あの人はテイカーだな」
とか
「この人はギバーかな」
みたいに
思い浮かぶかも

とは言え
実際の人間関係は
机上より複雑
👆こんなに美しく
3分類になんてならない

マッチャーみたいなテイカー
(バランス重視を装い自己利益の最大化を望む)
とか
ギバーっぽいマッチャー
(助けを提供しつつ、実際無償であることに不満を持つ)
とか

件の彼女
マッチャーっぽいテイカー(と推測される)
付き合いが長くなるほど
そういうのって
肌感でわかってくるよね

はっきりわかったきっかけは
岩男(夫)の転勤の時
春には引っ越すことになったと
食事会の場で報告すると
目を潤ませながら
心配の言葉をかけようとする
他の友達を押し除けるように
開口一番彼女は言った
『じゃ◯◯(お取り寄せ品)はもうもらえないの⁉︎」
…なるほど
(ﾟ∀ﾟ)
それ言っちゃダメでしょwww

まるで悲恋

柑橘をお裾分け用に
紙袋に詰めながら
考えてた
人の願望は
時に悲恋みたいだ

彼女は
とりわけ
柑橘に目がない
今でも(なんなら今回も)
時々ちょっとくらい
お裾分けしようかなと思う
でも
一度そうすると
『次回はいつ頼むのか』
『どれくらい頼むのか』
しっかりと聞き出し
来年には
アレクサの如く
きっちり正確な時期に
『柑橘頼んだ？いつくるの？』
ものすごい熱量なのだ
………
超絶面倒だったな
_:(´ཀ`」 ∠):