突然の訃報•少しずつ慣れて鈍感になっていく自分

今日の話は
先日アップした記事に出てくる
ガツンと効いた最後の言葉を
残してくれた飲み仲間の話です
先日の記事はこちらから

悪癖の先延ばし癖にガツンと効いた言葉•贅沢系リーンFIREの日常2024/5/30

飲み仲間の最後の言葉が｢健康診断受けてね｣…面倒で延ばし延ばしにしてたけど重い腰を上げた｡最近､胃カメラの予約がすごく取りづらいって気のせいかな?結局､二つの病院に分けて8月位までに予約できた｡まさに困難は分割せよ、デカルトはえらいねwww

fire2022-wife.blog

2024.05.30

ちょっと湿っぽい話ですが
読み進めていただけたら幸いです

訃報

飲み仲間が
河を渡っちゃった
『5月某日、Mちゃんが永眠しました
　2月に癌がわかってから
　あっという間に逝ってしまいました…』

Mちゃんは
ゆるい繋がりの
飲み会グループメンバーの一人
感染症の影響で
対人交流が
シャットアウトされて以来
その飲み会は
クローズドのまま

今年あたり
再開できたらいいね、なんて
話もでてる中での
訃報だった

寝付けない夜

第一報を聞いた
最初の夜
ずっと考えていたのは
Mちゃんが
最期に向かっていた中
自分は何をしてたんだろう
ってこと

何にも知らず
呑気に過ごしていた
今日もいい日だなぁ
なんて思いながら
ろんが過ごしてる間に
彼女は長い夜を
重ねていたのかもしれない

知る由もなかったことなんだから
当然、どうしようもないんだけど
どれだけ複雑な思いと
現実的な苦しさを
抱えていたことだろうと思うと
なかなか寝付けなかった

次の日になって
状況がもう少し分かってきた

3ヶ月前に癌とわかった
闘病を始めたが
瞬く間に進行して
逝ってしまった
誰にも知らせずに
…というよりは
治ったら
酒肴の笑い話にしようと
思ってるうちに
最期を迎えたという

楽しいことと
お酒が大好きで
いつもカラカラと
笑っていたMちゃん

このメールを読んで
実は、ちょっと笑った
Mちゃんらしい
『やだ、もう死んじゃったよ！』
豪快に笑う姿が
目に浮かぶようだ

感染症のことがなければ
札幌に戻ってきてから
もっと会って
もっと話せてたのに…
ちょっとだけ
感染症を恨めしく思った

また一つ鈍感になっていく

数年前から
知人らの親御さんの訃報を
聞く機会が
少しずつ増えていた

母親と別れる知人の
葬儀での姿を目にして
こういう場面が
増えていくんだな
なんて考えていた
そんな中
今回のメール

大きな病気になって
回復しないまま
最後を迎える現実が
身に迫ってると
思い知らされると同時に
こういう場面が
少しずつ増えて
少しずつ慣れて
また一つ
鈍感になっていく
そんな自分の後ろ姿が
見える気がした

彼女の最期のメッセージ
健康診断受けてねっ‼︎
「はいはい、わかったよー」
いつもと同じ軽さで
言い返しながら
先日、健診の予約をした
そして少し泣いた

Mちゃんは
現世での時を止めて
違うステージに進んじゃったけど
ろんは
現世の時間を重ねて
シミもシワも白髪も
溜め込んでいくしかない

現世で生きる間
精一杯楽しんで
面白おかしい時間を
散々過ごして
彼女のステージに進もう
そして
彼女にドヤるのだ
『あんたが呑気に死んでる間にこんなに面白いことあったんだよ』

楽しい飲み会の場が
大好きだった彼女のこと
思い出しながら
今夜は一杯飲もうかな

平和な世の中を望んでいます

ランキングに参加しています。よければクリックして下さいね❤️

にほんブログ村